避難小屋
屋久島にある小屋は食事や寝具の提供がある一般的な山小屋とは異なり、島内にある全ての山小屋が避難小屋となります。
山小屋管理人も常駐しておらず、宿泊の予約なども受け付けておりませんが宿泊料無料にて利用可能です。
登山者の皆様に頂く屋久島山岳部環境保全協力金も小屋の維持管理に使われております。
ガイドツアーではガイドが参加者分のテントを運んでいる事が一般的ですが、個人の山行で山小屋を利用する場合、特に春や秋の縦走シーズンの週末や大型連休は込み合う事もありますのでテントを持参した方が良いでしょう。
避難小屋では食事や寝具の提供がありません、シュラフやマット、調理器具や食材を持参します。水は各小屋10分圏内に水場がありますので大量に持って運ぶ必要はありません。食事の支度は各人で行います。
また各小屋にトイレはありますがトイレットペーパーはありませんので各自用意しましょう。
淀川小屋
建築構造:木造、收容人數:40名、標高1,380m
水場は小屋から程近く、汲み取り式トイレ1基、携帯トイレブース2基
淀川登山口から約1時間程歩いた場所にある淀川小屋。小屋のすぐ脇にとても綺麗な清流が流れる居心地のよい空間です。
翌日の早朝出発の縦走登山に備え屋久島到着日の午後から入山し宿泊利用が多い小屋です。
新高塚小屋
建築構造:木造、收容人數:40名、標高1,460m
水場は小屋から程近く、汲み取り式トイレ1基、TSSトイレ2基、携帯トイレブース2基、テント用デッキ有
淀川登山口から宮之浦岳を越えて縄文杉や白谷雲水峡に抜ける屋久島縦走の王道ルートで一番利用されている山小屋です。
高塚小屋
建築構造:コーティング紙管、收容人數:20名、標高1,330m
水場は小屋から10分程離れた縄文杉の近くになります。汲み取り式トイレ1基、携帯トイレ簡易テント1基、テント用デッキ有
縦走登山の宿泊もありますが、縄文杉1泊登山で宿泊利用される事が多いです。
縄文杉から10分程度の場所にある為朝焼けあたる縄文杉を見るのに最適な小屋です。
収容人数が少なめなので利用の際は特にテントが必要となる事が多い。
鹿之沢小屋
建築構造:石造、收容人數:20名、標高1,550m
水場は小屋のすぐ近くになります。汲み取り式トイレ1基、携帯トイレ簡易テント1基、テント用デッキ無
花山歩道、永田歩道を利用する際は鹿之沢小屋が便利です。
森林限界まで程近い小屋となるので宿泊後奥岳を目指す場合早朝の天気の安定した時間にローソク岩や永田岳に登頂する事が可能です。