タイトル: コロナ禍の新婚旅行で

コロナで海外旅行を断念し、死ぬまでの元気なうちに一度は行ってみたかった屋久杉トレッキングツアーに参加することにしました。

夫婦共々登山初心者で、日帰り往復登山は体力的にしんどいかなぁとのことで、1泊のトレッキングツアーにしました。

結論としては、参加できて本当によかったと思っています。

屋久杉を見た後帰らなくていいというのは、かなりメンタルに優しいです。

ガイドさんも丁寧に見所を解説してくださり、小さな疑問にも気持ちよく答えてくださいました。

あと何分で着きますよ、などの見通しも教えてもらえたので、精神的に全く疲れませんでした。

人によるのかもしれませんが、私たちのガイドさん (愛称:せごどん) は山小屋までビールや黒豚、餃子など会社指定以外のつまみをわざわざ持って上がってくださり、頂上の小屋で晩酌できたことは本当に良い思い出になりました。私たちのような登山初心者や体力に自信がない方におすすめできるツアーです。

何より、宿泊ツアーの最大メリットは名所を独り占めできることです。日帰りだと多くの登山客と鉢合わせするため、ウィルソン株や太鼓岩ではインスタグラマーの行列ができ、ゆっくり見る時間などないそうです(時期にもよります)。宿泊だとかなり早い時間から登り始めるため、自分たちだけで15-30分ほど名所で休み、景色を堪能することができました。

これが一番嬉しかった

不満としては、パーティーメンバーに体力がありすぎて、終始お互い気を使ってしまったことです。

参加者5名のうち4名は20-30代、1名が60代でした。

60代の方は健脚であるとは言えず、急な登り降りには時間を要したため、予定より2-3時間遅れとなりました。

危うく屋久杉が真っ暗で見えなくなるところでした。

60代になってもあの方のように登山にチャレンジする気持ちの若さには敬意を表するところですが、運営側の配慮があっても良かったと思います。

私たちはゆっくり回れたので良かったですが、御婦人にとって楽しい思い出となっていたらいいなと思うばかりです。

これが無ければ文句なし5つ星でした

とにかく、天候に恵まれた絶景の太鼓岩、誰もいない展望台デッキから見る夕暮れに佇んだ屋久杉、12時登山のあと頂くキンキンに冷えたビール、朝露に濡れた屋久杉とトロッコ道、何もかも非日常、無に帰った1.5日でした。一生のうちに経験できてよかった。

ガイドさん、この場を借りてお礼申し上げます。
ほんとうにありがとうございました!