タイトル: 22㎞踏破の後に来るもの
大雨の予報の中参加。
午前4時、ホテルで予約していた朝と昼のお弁当をリュックに入れ、迎えのバスに乗り、1時間半かけて登山口に到着。途中のバス停で路線バスを待っていた客が乗車しようとして運転手さんに止められている光景を目にしてやはりバス代2000円払ってもツアーに参加する方が安心。登山口の小屋は雨のため少し密状態。その中で朝食のお弁当を急いで食べる。週6で登っているという超ベテランのガイドさんの指示に従って5人のグループで往復22㎞の旅の開始。
市販のガイドブックに記載されているものは割愛。
歩いている時はマスクの着用はなし。
雨の日だったので、水は500mℓのペットボトルを2本。途中の湧き水を補充しながら歩いたので十分だった。装備は登山用のズボンと速乾性の半袖シャツ、レンタルのリュックと雨ガッパ上下。個人で被っていった雨用の登山帽が予想以上の働き。グループの中の一人が途中で登山靴の貼り付けてある下の部分がはがれ、ガイドさんが応急手当てをしてくださり無事踏破。ガイドさん曰く、登山靴は半年空いていたらダメ。靴屋でみてもらって強力接着剤等で補修するか、レンタルするかだと。よい勉強になる。トロッコ道から本格的登山道になるまでに結構な体力が必要。普段運動していない自分にはキツい。登山道からは傾斜のきつい階段と地道との格闘。たが、所々にある“名所”でガイドさんの話や記念撮影がありホッとする。ちなみにガイドさんはiPhone撮影のプロだった。5時50分に歩き始めて11時15分に縄文杉到着。20〜30分見学の後下山。下山すぐの休憩スポットで昼食のお弁当。それが終わると16時に集合場所到着に向けてひたすら下る。下るのは楽?ガイドさんは下りの方に上りの倍の神経を使ってくださっていた。目標を持たない歩きは自分の精神力がいかに弱いかを試されていることがよくわかる。
ガイドさんのおかげで無事下山。達成感の3倍以上の疲労感が襲いかかる。しかし、翌日、少し疲労がとれるとガイドブックに出ていた写真とガイドさんが撮ってくれた写真を見比べてやっぱりこっちがいいなぁと呟く。
この歳になり、このツアーに参加するのを迷った。縄文杉を見たときは感動したが遠すぎて臨場感はそれほどなかった。途中で出会った屋久杉に触れ、ガイドさんが話すドラマの方が心に響いている。しかし、22㎞を踏破したことは紛れもない事実でたぶん一生忘れないと思う。翌日、足の回復マッサージで随分楽になる。